【家族教室】統合失調症家族教室のお知らせ

2015.08.01

 既存の精神科医療は閉鎖的なイメージが強く、「病院の指示に従う」といった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
 しかし現在の精神科医療の現場では、従来型の医療モデルに代わり、患者さんを中心に、ご家族・医師・医療スタッフなどが話し合いながら治療法を含む方向性を決定していくモデルが実践されています。
 こういった治療現場における大きな変化を受け、私たち日吉病院では、ご家族と共に統合失調症の病気や治療についての理解を深める場として、家族教室を開催しています。
 患者さんの一番身近にいるご家族だからこそ、患者さんへの思いは様々あると思います。「飲んでいる薬のことがよくわからない」「心配に思うことがあるけど、誰に相談したらいいのかしら」「これから親亡き後どのように生きていくのだろう」「こんなときどのように本人と接したらいいのかしら」などなど…。また、入院している、通院している…病気は軽いと思う、重いのではないか…、様々な状況のなかで、当院の家族教室では統合失調症すべての方に共通するテーマを扱っています。
 ぜひ家族教室が、皆さんの理解を深める場、またご家族同士の交流を通して思いを共有していただける場となればと考えています。
 当院に通院中、入院中の患者さんのご家族を対象に、プログラムは毎月1テーマずつ開催しております。また下記の通り、この家族教室は全4回を1クールとしており、ぜひ4回のプログラムを通して参加していただきたいと考えています。ご都合により参加の難しい月がありましたら、次クールにご参加いただけたらと思います。
 日程について知りたい、参加を希望したい等ありましたら、医療相談室(日吉病院(代表)045-563-7373)までご連絡ください。

第1回『統合失調症を理解する』
担当:医師

第2回『統合失調症の薬物療法』
担当:薬剤師

第3回『自立と社会復帰について』
担当:精神保健福祉士

第4回『本人への接し方』
担当:医師

看護師や作業療法士もプログラムに参加させていただいております
各回の詳細は今後のコラムで…。