『楽しさは2倍に、悲しみや苦しみは半分に、ともに歩んでいきましょ う!』ー訪問看護ー

2019.01.21

『楽しさは2倍に、悲しみや苦しみは半分に、ともに歩んでいきましょう!』
 
平成16年9月に厚生労働省精神保健福祉対策本部が提示した「精神保健医療福祉の改革ビジョン」では<入院医療中心から地域生活中心へ>という基本理念が打ち出されました。平成26年には医療介護総合確保推進法が成立し、効率的かつ質の高い医療提供体制を構築すると共に、地域包括ケアシステムを構築することを通じ地域における医療及び介護の総合的な確保を推進する「地域医療構想」が位置づけられました。このような大きな変革に伴い日吉病院でも平成25年1月より訪問看護がスタートしました。

訪問看護の役割は利用者様が住み慣れた町で、自分らしく満足感のある生活ができるように看護師や精神保健福祉士等が、利用者様の生活の場に訪問してケアを提供する事です。

医療法人ディープインテンションの訪問看護チームは、看護師6名、精神保健福祉士3名という少人数ですが、何か利用者様に問題が起きたときはすぐに相談し、よい選択を導き出せる、まさに少数精鋭のチームです。
私達は日々利用者様が地域の中でよりよく生活していくために、どのようなお手伝いが出来るかを常に考えてお宅に訪問させていただいています。しかしながら逆に私達が、人生の先輩としての箴言を頂いたり、心温まる場面に遭遇したりと、一人の人間として教えてもらう事がとても多いと実感しています。それはやはり30分という短い時間とは言え、利用者様の生活の中に私達がお邪魔させていただき、じっくりと接することができる訪問看護ならではのものなのだと思います。

訪問看護が利用者様にとって、楽しいことは二倍に、つらいことや悲しいことは半分に、そして、私達の専門知識が利用者様の生活をよりよくする少しのヒントになれるよう、今後も頑張っていきたいと思います。