うつ病などにより休職している方の、復職支援を目的としたプログラムです。 当院リワーク・デイケアでは認知行動療法(CBT)を主軸とし、休職に至った本人側の要因(思考のクセや対人関係パターン)について振り返る機会を多くもつことで、復職しても再休職することなく働き続けられるよう支援を行っています。また、リワーク・デイケア卒業後も休職予防プログラムの一環として土曜日に参加できるプログラムも実施しています。

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 ◇プログラム表

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主なプログラム

オフィスワーク

パソコン作業や必要書類の作成など、復職に向けた個人の課題に取り組むことでの集中力の維持・向上を図ります。また、プログラム関連資料・書籍も準備されており、再休職防止のための自己理解を深めていくことができます。

Better Solution

CBT/SSTで学んだことを活かし、復職してからも生じると思われるストレス状況への対処法を考えていきます。特に、休職前に生じていた職場での人間関係に焦点を当て、どのようなかかわりをしていけば自分も相手も尊重していくことができるのかをグループで考えていきます。

心理教育

病気や薬に対する正しい知識を学習し、病気に伴う様々な問題への対処や症状の自己管理に役立てるためのプログラムです。現在、「うつの認知行動療法」「双極性障害の心理教育」を実施しています。

セルフエスティームCBT

さまざまなワークを通して自身の思考のクセの振り返りを行います。その過程を通してセルフエスティーム(自己肯定感)が低いために自分を犠牲にしてしまう考え方がみられていないかを振り返っていきます。2ヶ月1クールを目安に実施し、今の自分を認める(大切にする)考え方を見つけていきます。

認知再構成法

コラム法を用いて「認知(考え)」や「感情」への気づきを深めていきます。さらに、気づいた「認知」に対して根拠と反証を考えていくなかで、過度に気分が下がりすぎない考え方を見つけていくことができます。

アサーションSST

自分も相手も尊重しながらも、しっかりと「自己主張」していくためのポイントをロールプレイを通して学んでいきます。さまざまなテーマに沿ってロールプレイを実施していく中で自身の対人交流パターンに気づく機会にもなります。

復職準備ミーティング

テーマに沿ってグループで話し合いを行います。ディスカッション中心のプログラムとなるため、他者とのかかわり方のクセにも気づきやすいプログラムとなります。

リワーク報告会

月末のみ開催。各自がリワーク・プログラムに参加していく中で気づいたことをまとめ、報告していく時間となります。報告の機会をとることで、自己の振り返りの機会となるだけでなく、「まとめ、伝える」という職場でも必要な技能の訓練につながります。

 

活動日時

実施時間
9:00 ~ 16:00

※日曜・年末年始(12月29日〜1月3日)は休診日です
※月曜日の祝日は休診日です

 

利用申し込み方法

まず主治医(他院に通院中の方は当院外来医師)にご相談下さい。

他院に通院中の方でも、主治医を変更することなくご参加いただけます。

一週間の参加日数は自分にあったペースで主治医と相談の上、決めていきます。

 

費用について

  • 各種健康保険の対象になっています。
  • 自立支援医療制度を利用されている方の自己負担額は1割です(上限額は収入により異なります)。