「生きる」「働く」 ~ 事務 ~

2019.12.01

当院では「就労」を目標の一つに置いて、治療の視点から様々なプログラムを用意し、皆様への診療を行っております。

患者様ばかりでなく、一般的には皆そうだと思いますが「社会に貢献する」「社会に役立っている」「人の為になっている」と感じることにより一つの生きがいを得られるのだと思います。生きがいを得ることで、病気を克服、あるいは病気と上手く付き合いながら生活していくことが出来るのではないでしょうか。

社会への貢献の仕方は人により様々であり、決まった形はないと思いますが、当院ではチーム医療を導入し様々な角度から皆さま一人ひとりに適したフォローをしております。

事務職はそういった治療には直接、携わってはおりませんが、皆様とは窓口でお会いいたします。

お顔がわかる方、初めていらっしゃる方、様々な方がいらっしゃいますが、たまにお見掛けする方でも、保険証が社会保険の本人に変更になりますと(就職活動が上手く行ったのかな)などと思いをめぐらせたりもします。反対に退職されて保険証が変更になったという方とも接しますが、そういう時は心の中で(応援しています)と思ったりも致します。

治療に携わっていない分、病院という場面においては「働く」ことが身近に表現されているのが事務職かと思います。

日々のやり取りの中で、事務処理上の色々なご相談を受けることがあります。なるべく皆様のご意向に沿った形で解決し事務処理も円滑に行われ、なおかつ不快な思いをされることないよう心掛けております。

「就労」という観点から皆様がお仕事をされる上で一つの参考にして頂ける様な接客を目標としたいと思っております。病院の入り口として皆様に携わらせて頂いている私たち自身が生き生きと働いていることも大事な事だと気付きました。

就労に興味のない方でも治療以外に「働く」ことに関心を持って頂くという点では、事務職もお手伝い出来るかもしれません。「働く」中にも、その働きの目的がどこにあるのか、そのための目標が何なのか、を働いている私たちがより自覚して行動することにより、生き生きと働き、その実感を患者様にお伝え出来るよう日々、努力して行きたいと思っております。