理想的な待合空間

2020.07.01

季節も大分、初夏の気配となり、暑いくらいの日が多くなってまいりました。ですが、夏本番の前の鬱陶しい梅雨もこれからです。気分を上手にコントロールして、少しでも明るく過ごしていきたいものです。

今回は事務のお話です。皆様とは診察や治療プログラムとしての関わりはありませんが、病院の最初と最後に受付・会計、ということでお会い致します。

私共が電子カルテ・オーダリングというシステムを導入致しましてから、約1年半が経とうとしています。切り替わり当初は、職員の不慣れやアクシデントによる混乱が起きるのでは、と心配も致しましたが、皆様の多大なるご協力のお陰もあり、スムーズに移行できたのではないかと、思っておりますが、いかがでしたでしょうか?

電子カルテ・オーダリングを導入した事で、「会計・調剤・採血・注射」が同時進行できるようになりました。(会計してから薬局へ、という流れは変わりませんが)準備できたところから皆様をお呼びすることで、待ち時間を大幅に改善することができているのではないかと思います。

さらに、今年からは診察券も採用致しました。皆様には、受付時に提示をお願いすることなど、ご協力頂いておりますが、診察券使用によって事務処理が簡易となり、お待たせする時間の短縮に繋がっていることと自負しております。

画面での処理を急ぐあまり、お声をかけられてもお顔を拝見して対応するまでに時間がかかったり、事務的な対応にならないように、日々反省し努力していきたいと思っております。

さて、新型コロナの感染も、今のところは数字的にはかなり減少してきたようです。一安心ではありますが、ウィルスは依然、無くなった訳ではなく対策は続けて行く必要があります。病院の入り口部分ということで皆様には手指消毒にご留意頂いております。3密を防ぐべく、長椅子撤去、ドア、窓の開放も行い、多くの方が接触するカウンターや筆記用具等には次亜塩素酸ナトリウム消毒と、少しでも皆様に安心して利用たいただける空間にできるよう配慮しております。首都圏始め、未だ油断は許されない状態であり、長丁場となることも言われておりますが、ポイントを抑えつつ皆様と共に乗り切って行きたいと思っております。

通常とは異なった体制になっておりますが、少しでも心地よく、病院を後にすることができましたら幸いです。待合における『理想的に』とは何かを今後も追及していきたいと思います。

事務 白瀬 佳津