融合・調和・協働(看護部)

2021.08.02

今月のスタッフコラムは、病棟看護師の視点でお伝え致します。

病棟では、個別受け持ち制を導入しております。患者様の困りごとは一人一人違っており、多岐にわたります。すぐに解決することもありますが、多くの場合、患者様と共に困りごと解決に向けて継続的に取り組む必要があります。受け持たせていただく担当看護師が継続的に関わらせていただくことで、各患者様の希望や大切にされていることへの理解を深め、目指す生活に向けて共に前に進んでいけるように心がけております。

しかしながら、日常生活の困りごとによっては患者様と担当看護師だけでは解決に至らないこともあります。そのような時は看護師が集まり、話し合い(カンファレンス)にて困り事の捉え直しを行います。看護師には経験豊富な者からフレッシュな者までおり、各看護師の特性や人生経験なども活かしながら、看護の視点でできる限り最良の解決法を導き出し、患者様にとってより良い生活(Well-being)につながるような支援を考えております。さらに多職種カンファレンスも行っており、各職種が専門的視点で議論して、患者様のより良い日常生活に向けた支援内容を多方面から検討しております。他職種と情報共有し役割分担をすることで、看護師による支援内容が明確化し、より良い看護につながると思います。

このようにより良い看護を行うためには個別受け持ち性、カンファレンスを通じて、患者様、看護師、多職種が融合・調和を行い、患者様にとってのWell-beingを常に考えながら協働していき、日々切磋琢磨していきたいと思っております。

看護師 尾崎 渉