2021年度スタートです ~メディカルサポートセンターの考える「融合・調和・協働」~

2021.04.01

新年度1回目のスタッフコラムは、メディカルサポートセンター(MSC)が担当させていただきます。今年度のスタートもコロナと共存するという生活が続きますね。 
今回は、MSCの「融合・調和・協働」についてお話できればと思います。 

《融合》 
私たちは、皆さまのWell-beingを達成していく手伝いをする中で、皆さまが迷い悩んだ際、どのようなサポートや資源があれば解決策にたどり着けるのか、広い視点でアセスメント(評価)することを大切にしています。 
そのために、院内の資源や必要な知識を他部署のスタッフから学んだり、さらに院外にも目を向け、日吉病院周辺の地域の特徴や資源についても、日々開拓・情報収集したりしています。 
皆さまのWell-beingをサポートする上では、皆さん自身が大切にされている価値観や、私たち医療スタッフや地域支援スタッフそれぞれの個性、さらには環境的な特徴など、様々な事柄をすべて等価なものとして、皆さんの中で“融合”させ活かしていっていただけたらと考えています。 

《調和》 
皆さまの生活・人生は、他者との様々な関係性によって成り立っていると思います。 
例えば家族・職場・学校・友人・医療・福祉…などです。 
また私たちの目指すチーム医療においては、皆さまを取り囲むサポーター同士の関係性も同時に生じてきます。 
MSCはそれらの多種多様な関係性・環境との“調和”を図る機能を有しているともいえます。 
“調和”の意味を調べると、「矛盾や衝突がなく、まとまっていること。またその釣り合い。」となっています。 
MSCは、個別支援を提供する専門職集団であると同時に、部門機能として様々な関係性がどのように成っているかを見守り、皆さんが適切に支援活用できるようサポートしていきます。 

《協働》 
融合・調和とすべて重なり合いますが、MSCは当院の各部門のスタッフに限らず、地域資源・サポートの方々とも連携することが多い部門です。 
皆さまの生活・人生に伴走することを役割のひとつとしており、それに伴い必要とされる社会資源やサポートをコーディネート致します。その際、皆さまと共有してきた時間・事柄を新たに加わるチームメンバーにつないでいく機能を担います。 
まさに皆さまと支援チームが“協働”していく第一歩の後押しが出来たらと考えています。 

現在MSCと関わっている方も、まだ関わっていないという方も、どうぞお気軽にお声かけ頂けたらと思います。