【繋がる】 バイオセラピーセンター 栄養科
暑かった夏も終わり、少しずつ過ごしやすい時期になってきました。このまま続いてくれるといいなと思っている今日この頃です。 今回のコラムのテーマ「繋がる」を聞き、これはぜひとも書きたい!と思い、少しわくわくしながらPCの画面と対面しています。 個人的にここ1-2年で薬膳の勉強をしはじめ、中医学の考え方に触れました。西洋医学、科学的根拠のある栄養学とは違い、自然哲学という先人たちの知恵に基づいて構成されているので最初は苦戦していたのですが、その中でとても印象的な「繋がる」に出会いました。それは「心と体の繋がり」、「自然と身体との繋がり」です。 これまでなんとなく感じていたものの、しっかりと考えた事がなかったなと思い、上記2点をできるだけ意識しながら(あくまでもできるだけ)毎日を過ごしました。そうすると、いつもより少し自分を大切にできたり、コンディションを把握しやすくなったり、季節的な不調にあまり悩まず過ごせている気がします。 中医学や薬膳と聞くと難しそうで身構えてしまいますが、不調な時は特に心(感情)と体の全体を見ること、気温や天候を踏まえて過ごすこと、旬の食べ物やその時期に合った食材を口にすること…毎日きっちりしよう!ではなく肩の力を抜いて日々の生活の中で少し意識して過ごすだけで十分です。 自分の身体・心の状態はもちろん、そこに触れている自然や人(日吉心療所・そしてスタッフも!)との「繋がり」も感じながら自身の健康に「繋げて」行きたいですね。 栄養相談ではクライエントの皆様一人一人に合った食事や生活習慣のアドバイス等を行い、サポートに努めています。気になることがあれば栄養相談もぜひご活用ください。 他にも栄養士が担当のプログラムもございますので、皆様がより快適に過ごすヒントになればと思います。 中医学でいうと秋は「憂い」の季節。ふとしたことで気持ちが落ち、悲しくなったり落ち込んだり…とマイナスな感情に支配されやすくなります。予防のためにも身体も心も温かく・ゆるりとする時間を大切に過ごしていきましょう。 バイオセラピーセンター 管理栄養士 行田 萌香