こんなことを皆さんとやりたいです(メディカルサポートセンター)

2022.07.01

こんにちは。新年度が始まり約3か月が経ちました。生活に変化があった方は徐々に慣れてきましたでしょうか?
もしくは心も体も疲れがたまってはいないでしょうか?

日吉心療所も今年度から、法人理念を形にしていくための変革として入院病棟を閉鎖しました。
私たち自身もこの変化に少しずつ対応しているところです。

 

メディカルサポートセンターではこれまで、必要に応じて自立支援医療などの社会資源のご案内や、就活の為の履歴書添削、面接対策など、日常生活から社会生活全般にわたる個別支援を行ってきました。また、入院病棟があった時には入院相談に応じ、退院支援も行ってきました。
日吉心療所には現在入院病棟はありませんが、これまでの地域連携実績をもとに、必要性や希望に応じて入院可能な病院探しのお手伝いは引き続き可能ですので、いざというときに心配があるという方もご安心いただけたらと思います。

今回の変革はメディカルサポートセンターにとって、障害や病気があってもそうでない人と同じように生活していくというノーマライゼーションの視点から、自分がどう生きていきたいか、というより主体的なリカバリーへと目を向けていくための変革でもあります。

これまでのメディカルサポートセンターの役割では、どこか「専門職として」「患者と医療従事者」という色が強いかもしれません。
メディカルサポートセンタースタッフは精神保健福祉士という専門職集団ではありますが、それ以前に人として皆さまと同じように様々な個性を持っています。必要な時には「頼れる専門家」として、時には地域生活を送る一人の人として、皆様とお話しできればと思っています。そういった対話の中から一人一人のリカバリーを見つけていきたいと思います。

また、私たちを含め皆、1人でゆっくりと過ごす時間も必要ですが、人とつながりを持つことも同じように大切です。それは友人同士の集まりであったり、趣味のサークルであったりそれぞれが持つコミュニティがあると思います。そのうちの一コミュニティとして日吉心療所が地域の中に存在できればと思っています。

「何か相談することがないといけない」ということは全くありません。私たちはみなさんと力を抜いて気軽にお話ができる場所でありたいと思っています。

精神保健福祉士 長谷川友香里